国産大豆の安定生産に貢献する、高速畝立て播種機 HRP-4新登場。

播種から苗立ちといった、生育初期に湿害を受けやすい大豆。その課題解決に向け、農研機構と共同で開発を進めていた大豆用 高速畝立て播種機「クリーンシーダ HRP-4」がいよいよ発売です。排水性の向上と作業時間の短縮、および労力軽減を一気に可能としました。

●条数:4条 ●繰出:ダブル播種プレート構造 ●駆動方式:接地輪駆動方式 ●ホッパー(1条):15ℓ ●条間:60〜80cm ●株間:14/16.5/18.5/20/22/23.5cm(6段階) ●株間調整方法:スプロケット交換方式 ●適応馬力:65〜100PS 〈特許 第5732733号 ・ 特許 第6726851号〉

畝立てと播種を一工程で、しかも高速で完了。

しっかりとした畝を立てながら同時に播種を行い、水捌けが良く発芽・生長しやすい環境を一工程で作ります。また、最大6km/hの高速作業で時間を大幅に短縮でき、広大な面積でも少人数で播種作業を行えます。梅雨の貴重な晴れ間での迅速な作業が可能ですので、播種適期を逃さず、後々の作業への影響も少なく済みます。

大豆播種に特化し、細部までこだわった高精度播種機。

種子の繰り出し部はNTPシリーズで定評のある、ダブル播種プレート方式を採用。2種類のプレートで構成された繰り出し部で、高速でも欠株を少なく抑え、種子を無駄にしない精度の高い点播を実現しました。ディスク部は、水分の多い圃場でも適応性に優れた強靭な畝立てディスクと、力強く播種溝を切る大径ステンレスダブルディスクを採用。その他、圃場の凸凹に反応して追従し、播種深度を安定させる平行リンク機構や、土の付着を軽減する新型鎮圧輪、種子の補給回数を少なくする大型ホッパーなど、HRP-4は細部にまでこだわりが詰まっています。

大豆の自給率向上に向けて高まる期待。

味噌、醤油、豆腐、納豆などの原料となる大豆は、日本人の食生活に欠かせない重要な作物ですが、自給率は約6%(2022年農林水産省調べ)と長年かなり低水準で推移しています。国内で消費される大豆の多くは、安定して量を確保でき比較的安価な、輸入大豆に依存してきました。しかし近年では、栄養面や安全面での信頼度、食味の良さなどの理由から国産を選好する消費者は増えており、また輸入大豆の価格も上昇傾向にあります。食料安全保障の観点からも自給率向上が強く求められる中、湿害対策と高速播種を同時に実現したHRP-4が、国産大豆の安定生産・多収化に貢献します。

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