開発部/M.N.さん
2014年4月 新卒入社 ● 趣味は熱帯魚飼育・読書・映画鑑賞。スキーや魚釣り、キノコ狩りなども得意で、アウトドアな一面を併せ持つ。
開発部の業務内容を教えてください。
業務は多岐にわたりますが、大きく分けると「(1) 新機種・改良の企画」「(2) 設計図面の作成」「(3) 試作機の作成とシミュレーション」「(4) 実用化・量産化に向けた調整」の4つのステップがあります。
今、どんな業務に取り組んでいますか?
現在私がメインで取り組んでいるのは、NTPという播種機の改良です。ところで播種機には、どれくらいの数の部品が使われていると思いますか?
想像つかないですが、NTPだと大きいので部品は多そうですね。
そうですね、もちろん機種にもよりますがNTPだと300点くらいです。でも一般的な家電製品で数千点、自動車だと1万〜2万点もの部品でできていますので、少ない方ですね。当社で図面を作成し、それを基に協力会社さんに製作してもらいます。
今取り組んでいる改良は、製造工法から見直しています。工程数を抑えながら質を落とさない製造工法を調べたり、協力会社さんに相談しながら、様々な角度から検討をしています。
営業部からも仕事を依頼されると聞きました。
はい、お客様からのクレームなど技術相談の問い合わせが多いです。営業部だけでは対応が困難な案件については同行し、現地で機械の確認やメンテナンスを行うこともあります。
営業部員は常に現場に出て製品を見ているため、彼らの視点から鋭い指摘をしてくれます。それが改良のきっかけにもなりますので、営業部とのコミュニケーションは大切にしています。
学生時代に学んだことで、今の仕事に役立っていると感じた点はありますか?
私は農業高校出身で、大学院まで入れると9年間農業について勉強してきました。大学では作物学を専攻し、「米、麦、蕎麦、大豆の栽培方法」を学び、特に大豆は発芽時の水分条件について研究をしました。このため作物の発芽に良い条件などが理解でき、それは仕事にも役立っていると感じます。
先輩方は工学部出身で機械的な学問を勉強されてきた方が多いのですが、生物的な分野がわかるというのは私の強みになっています。また、自分の知らない分野に挑戦することは大変である一方、非常におもしろいと感じています。
入社前、アグリテクノサーチに興味を持ったきっかけや、魅力を感じたポイントは何ですか?
就職活動では農業に関わる企業で働きたいと思って調べていたのですが、農業機械の分野でも”播種機メーカー”という、世間一般では珍しくニッチな産業で高いシェアを持っている点に興味を持ちました。そして実際に会社訪問をし、農業を重要な産業と位置付け、農業従事者を尊重し、作物を栽培する上で最も重要といえる「播種」に関わる機械、技術に特化しているところに魅力を感じました。
また、農業機械メーカーで実際に農業に取り組んでいる会社は珍しく、だからこそ農家さまの信頼とご要望に応えられる、理想的な製品づくりができている会社なのだと感じました。
開発部にはどんな人に来て欲しいですか?
色々なことを試して、とことん考えられる好奇心旺盛な人。考え方が柔軟で、多方面から情報を収集できる人。社内外問わず多くの人からアドバイスをもらえる、コミュニケーション能力に長けた人など、どれか一つでも当てはまる人に来て欲しいです。
開発部のメンバーはどんな人たちですか?
上司は親身に相談に乗ってくれますし、その都度適切なアドバイスをもらえます。先輩方は工学部出身と言いましたが、たまたま後輩たちは私と一緒で農学部出身なんですよ。昔の自分を見ているようで嬉しいです。早く仕事を覚えたい!と勉強熱心で、向上心が高いですね。私に教えられることは、惜しみなく伝えていきたいです。
最後に、就活生に向けて当社のPR・メッセージをお願いします。
私が入社前に感じた「播種に関する技術力の高さ」「農家さまの要望に応えられる製品づくり」は、実際に仕事に携わる立場になってからも全く変わらない、変えてはならない当社の魅力であると実感しています。意欲ある新しい仲間と、共に働ける日を楽しみにしています。
これからもその姿勢を持ち続け、開発者として大きく成長してくれることを期待しています。
(取締役 技術責任者 T.A.さん)